境内案内

境内案内

弁慶井戸について

源義経が兄の頼朝に追手をかけられ、奥州の藤原秀衡を頼り、弁慶とともに北陸路を北へ向かう途中この地に立ち寄り、弁慶が薙刀で地面を突いたところ清冽な清水が湧き出たと伝えられています。

現在でもかれることなく、こんこんと水が湧き続けています。

良寛歌碑について

境内には、良寛上人の歌碑が建てられています。

本覚院につどいてよめる 良寛
やまぶきの 花をたおりて おもふどし
かかす春日は くれずともがな

いづくとも かえ国すれど わがこころ
 くがみのさとに まさるとこなし
良寛書

薪を担て翠岑を下る。翠岑、道平らかならず。
時に息ふ、長松の下。静かに聞く、春禽の声。
良寛書

種田山頭火句碑について

境内には、種田山頭火の句碑が建てられています。
晩年の昭和11年6月、国上山を訪れたと伝えられています。

青葉分け行く良寛さまも行かしたろ  山頭火
水は瀧となって落ちる荒浪  山頭火

舟御堂(ふなみどう)について

堂内には、昔から使用されていた農機具などが陳列されています。
近郷の水田の区画整理に伴い、不要となった田舟を材料として昭和41年に建立されました。

ご縁綱について

五色のご縁綱は、本尊と、「五鈷杵」という仏具に結ばれています。
五鈷杵に触れると、本尊金剛界大日如来とご縁を結ぶことができます。
五鈷杵は、参拝者の家内安全、交通安全、所願成就を祈り、住職が彫刻したものです。

大念珠

静かに引いて回すと、カチカチという澄んだ音色が響き渡ります。