寺院縁起

寺院縁起

国上山本覚院

創立年代は不明ですが、文化8年(1811)に当山住職となった良長上人を中興開山としています。
国上山の古刹、国上寺には古来、16の塔頭寺院があり、本覚院はその首席として法要や事務を司どっていました。
昭和14年に奈良県桜井市にある真言宗豊山派総本山長谷寺の直末となり現在に至っています。
本尊は、金剛界大日如来。
そのお姿から、とても明るく温かい光を放ち、私たちの心に影を作ることなく、遍く照らして生きる力を授けてくれる仏さまです。江戸時代中期頃に、国上寺の発展に大きく貢献された萬元上人の作と伝えられており、地元の方々から親しまれています。端正な顔立ちと整ったお姿が特徴の一つです。
国上山は良寛上人修行の地とされ、本覚院にも10ヶ月ほど仮住まいをしていたことが伝わっています。
また、弁慶手掘りの「弁慶井戸」や、境内には良寛歌碑や種田山頭火の句碑が建てられています。

住職挨拶

本覚院住職の澁谷快阿(しぶやかいあ)でございます。

本覚院は、山の中にあるお寺です。決して交通の便は良くありませんが、山中のお寺ならではの静けさ、風のそよぐ音、鳥のさえずり、非日常的な雰囲気に心が落ち着くことでしょう。私は僧侶として、親しみやすく、人に寄り添うことを大切にしております。本覚院では入りやすいお寺、地域のみなさまに安心していただけるお寺を目指しております。小さなお悩みでも構いません。是非、当ページよりご連絡ください。

住職プロフィール

平成20年3月大正大学人間学部仏教学科 卒業
平成22年3月真言宗豊山派総本山長谷寺研修所 修了
平成22年4月国上山本覚院 副住職 就任
平成26年4月真言宗豊山派越後仏教青年会太鼓衆【天鼓雷音(てんくらいおん)】代表就任
令和6年5月国上山本覚院 住職 就任
趣味野球、音楽鑑賞、ドラム演奏、和太鼓演奏

住職プロフィール

本覚院住職が代表を務める、真言宗豊山派越後仏教青年会太鼓衆「天鼓雷音」は、平成21年に発足。世界的和太鼓ソリストの林英哲氏や、林英哲風雲の会のメンバーであり、世界各国で和太鼓の魅力を発信し続けるTaiko-ist TAKUYA(谷口卓也氏)に師事し、寺院での各種行事、福祉施設、道の駅などの地域行事、結婚披露宴など、様々な場所で演奏活動を行っています。

演奏時の衣装は、僧侶が法要の際にまとう衣と袈裟です。世界平和や、お一人おひとりの幸せを願う祈りを、和太鼓の音に乗せて仏さまにお届けすることを大切に、日々和太鼓の腕を磨いています。

本覚院の各行事においても、住職が和太鼓演奏を披露しております。ご興味のある方はご遠慮なくご来山ください。